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結婚式ガイド

席次表の肩書きの書き方

席次表の肩書きは、ゲストと新郎新婦の関係をひとことで伝える表記です。同じテーブルのゲスト同士が初対面でも、肩書きがあれば会話のきっかけになります。友人、会社関係、親族、恩師、お子様ごとの書き方と、様の付け方、迷いやすいケース、チェックリストをまとめました。

最終更新日:2026年10月

このガイドの読み方

書き方は、ゼクシィ、マイナビウエディング、みんなのウェディングの解説を照らし合わせて整理しています。慣習は式場、地域、ご家庭で異なるため、見解が分かれる点は、情報源ごとに併記しました。最終的には、式場のプランナーと両家のご意向で決めてください。

肩書きとは、何のために書くのか

肩書きは、席次表でゲストの名前に添える、新郎新婦との関係や所属、役職を表す言葉です。席次表には、会場のレイアウトの中に、誰がどこに座るのかが、肩書きと名前で書かれているのが一般的です。同じテーブルには初対面のゲスト同士も多く、「新婦大学友人」「新郎会社上司」と書いてあるだけで、自己紹介の手間が減り、会話が始まりやすくなります。

肩書きは必須ではありません。次のような場合は、入れないという選択もあります。

  • 両家でゲストの人数に差がある場合
  • ほとんどのゲストが、新郎新婦に共通の友人の場合
  • 人数が多くて、書ききれない場合
  • 友人中心の、カジュアルなパーティーの場合

肩書きの代わりに、席札やエスコートカードに「中学の部活仲間」のようなひとことを添える方法もあります。とはいえ、肩書きがあったほうがゲストには分かりやすいとされているので、迷うなら入れておくのが無難です。

基本のルール:形をそろえる

  • 「新郎」「新婦」を頭に付けて、関係を続けます。例:新郎友人、新婦母。
  • 両家で、書き方の細かさをそろえます。片方だけ会社名や役職まで書き、もう片方は間柄だけ、という形はバランスが悪くなります。
  • 全員に、同じルールで書きます。一部のゲストだけ肩書きや紹介文を厚くすると、差が目立ちます。
  • 会社関係の主賓や上司は、会社名、部署名、役職名、お名前の順に書きます。例:○○商事株式会社 営業部 部長 田中 太郎 様。

関係別の書き方

関係肩書きの例ポイント
友人 新郎友人、新婦友人、新郎大学友人、新婦高校友人、新婦幼なじみ 学生時代の友人は、時期や学校で区別すると分かりやすくなります。どれにも当てはまらない場合は「知人」とするのが無難です。
会社の上司・主賓 新郎会社上司、○○商事株式会社 営業部 部長 主賓や目上の方には、会社名、部署、役職を正式に書きます。簡潔にするなら「新郎上司」「新婦上司」とする方法もあります。
会社の先輩・同僚・同期 新郎会社先輩、新婦会社同僚、新婦同期 役職がない場合は、役職の代わりに関係を書きます。
病院・役所などの勤務先 新婦職場同僚、○○病院 △△科 部長 会社ではない勤務先は、「会社」ではなく「職場」と書きます。
恩師 新郎恩師、○○高校 教諭 現役の先生なら現在の職名を、退職されている場合は「恩師」だけで問題ありません。
父母 新郎父、新郎母、新婦父、新婦母 離婚や再婚などで「父」「母」と書きたくない場合は、「新郎親族」「新婦親族」とまとめる方法もあります。
きょうだい 新郎兄、新婦姉、新郎弟、新婦妹 兄・姉の配偶者は義兄・義姉、弟・妹の配偶者は義弟・義妹と書きます(配偶者ご本人の年齢には関係しません)。
祖父母・おじ・おば 新郎祖父、新婦祖母、新郎伯父、新婦叔母 父母より年上のきょうだいは伯父・伯母、年下は叔父・叔母です(それぞれの配偶者も同じ字)。祖父母の兄・姉は大伯父・大伯母、弟・妹は大叔父・大叔母と書きます。
いとこ・甥・姪 新郎従兄、新婦従妹、新郎甥、新婦姪 いとこは、年上が従兄・従姉、年下が従弟・従妹です。いとこの子どもは従甥・従姪と書きます。

いとこは、従弟・従妹だと年下であることが分かるため、避けて従兄・従姉に統一する書き方もあるとされています(みんなのウェディング)。おじ・おばの字は、親からみて年上か年下かで変わるので、書き間違えやすい点です。

敬称:「様」を付ける人、付けない人

席次表では、ゲストのお名前に「様」を付けるのが基本です。一方で、新郎新婦の身内には付けないのが一般的ですが、どこまでを身内とするかは、情報源によって見解が分かれます。

情報源付けない付ける
ゼクシィ 父母、きょうだい(原則)。祖父母は同居かどうかによる 嫁いだ姉妹、婿入りした兄弟
マイナビウエディング 父母、祖父母、同居のきょうだい 結婚しているきょうだいとその配偶者
みんなのウェディング 父母、同居の祖父母、未婚のきょうだい 結婚しているきょうだいとその配偶者

3つに共通しているのは、父母には付けないこと、結婚して家を出たきょうだいには付けることです(範囲は、ゼクシィが嫁いだ姉妹と婿入りした兄弟、ほかの2つが結婚しているきょうだいとその配偶者です)。祖父母と、未婚で別居しているきょうだいの扱いは、情報源で分かれます。どれか1つのルールに決めて、両家で同じにしてください。両家のご意向の確認も大切です。

  • 恩師:「先生」と書くのが一般的で、「様」でもかまいません。両家のご意向を確認しましょう。
  • お子様:小学生くらいまでは「くん」「ちゃん」、それより上は「様」とするのが一般的です。
  • ゲストのご夫婦:隣り合う席なら、夫の名前の下に「令夫人」と書くのが一般的です。離れて座る場合や、夫婦だけのテーブルでは、誰の令夫人か分からなくなるので、「○○ ○○ 様 令夫人」と書くか、奥様のお名前を書きます(みんなのウェディング)。新郎新婦とそこまで親しくないゲストの配偶者も、肩書きは「友人」でかまいません(マイナビウエディング)。
  • お子様ゲストの肩書き:「お子様」と書くか、改まった場では「ご子息」「ご令嬢」とします(マイナビウエディング)。

順序と、細かいルール

  • 会社名は略さず、「(株)」と書かない。「株式会社」「有限会社」と書くのが基本です。ただし、ゼクシィのマナー講師監修のQ&Aは、「(株)」「(有)」の略記はNGとしたうえで、事前にひとこと断れば「株式会社」を省くことは可能としています。社内結婚などで、両家に同じ会社のゲストが多い場合は、主賓以外は会社名を省き、名前と役職だけにしてもよいとしています。省く場合は、席次表の中で統一してください。
  • 肩書きが複数あるとき:新郎新婦との関係が近いもの、または最も上位のものを書きます。兼務の場合は、最も高い役職を書くとされています。
  • 役職:名刺などで、現在のものを確認します。「代表取締役」と「代表取締役社長」のように、似た役職名は取り違えやすいので、迷ったらご本人に聞きましょう。
  • 部署名:省略してよいか、ご本人に確認すると安心です。

迷いやすいケース

一人のゲストが、二つの関係を持つとき

会社の同僚で、大学の友人でもある、といったケースです。調べた範囲では、決まったルールは示されていません。複数の肩書きがあるときは、新郎新婦との関係が近いものを選ぶ(マイナビウエディング)、迷ったらご本人に確認する(ゼクシィ)、という考え方が参考になります。どの立場で招いたのかを基準にするのも、一案です。

退職した人・転職した人

「元上司」と書くのは問題ないとされています。一方で「元先輩」は、縁が切れた印象になりかねないため、「尊敬している先輩」のように言い換えてもよい、という案内があります(ゼクシィ)。現在の所属を添える書き方もあります。転職した元上司は、現在の肩書きでも元の肩書きでもよいとされています(マイナビウエディング)。一方、新郎新婦のほうが退職している場合は、元上司は現在の肩書きで書くとされています(マイナビウエディング)。迷ったら、ご本人のこだわりを確認しましょう。

後輩

マイナビウエディングとみんなのウェディングは、どちらも「後輩」とは書かないとしています。会社関係なら「同僚」、学校や友人関係なら「友人」と書きます。招いたのは新郎新婦なので、ゲストを下の立場として表記しない、という考え方です。

派遣社員・旧姓で働いている人・人事異動があった人

派遣社員は、派遣元の会社名にするか、「職場同僚」にするかを、ご本人に聞いて決めます。旧姓で働いている方も、旧姓がよいか新姓がよいかを、招待のときに聞いておくと安心です。印刷のあとに異動があった場合は、肩書きはほぼそのままでよく、事前にひとこと伝えます。難しい場合は、シールを貼る、刷り直す、といった対応をプランナーと相談します(ゼクシィ)。

親が離婚・再婚している場合

実のご両親を「父」「母」と書くケースが多く、再婚相手は「義父」「義母」と書くこともあります。迷ったときは、ご家族に相談してください。「父」「母」と書きたくない場合は、「新郎親族」「新婦親族」とまとめる方法もあります(マイナビウエディング)。

よくある間違い

  • 漢字の間違い:肩書き以上に失礼にあたるのが、お名前の漢字の間違いです。返信はがきやリストと照らし合わせ、パートナーやご両親に二重チェックを頼みましょう。
  • 「(株)」と略す:略記は避け、「株式会社」と書きます。
  • 両家で書き方がそろっていない:片方だけ詳しい、という形を避けます。
  • 伯父と叔父、従兄と従弟の書き間違い:親や本人から見て、年上か年下かで字が変わります。
  • 似た役職名の取り違え:「代表取締役」と「代表取締役社長」などは、名刺で確認します。
  • 「後輩」と書く:「同僚」「友人」に言い換えます。
  • 印刷が早すぎる:直前の欠席や追加で、刷り直しになりがちです。手作りの場合は、印刷は挙式の1週間前が目安とされていますが、式場に依頼する場合は、式場の入稿期限が優先です。

チェックリスト

  • 全員のお名前の漢字を、返信はがきやリストと照合した
  • 両家で、肩書きの細かさと書き方をそろえた
  • 会社名は略さず、「株式会社」と書いた(省く場合は、全員で統一した)
  • 役職は、名刺などで現在のものを確認した
  • 伯父・叔父、従兄・従弟などの字を確認した
  • 「様」を付けない人の範囲を、両家で決めた
  • 「後輩」と書いていない
  • 恩師、お子様、ご夫婦の書き方を決めた
  • 印刷の前に、式場のプランナーか、ご両親に確認してもらった

Seatfulで肩書きを入れる

Seatfulでは、肩書きをゲストごとに入力しておくと、席札、エスコートカード、ゲストリストに、同じ内容が使われます。名前の後ろの「様」も、イベントごとに設定できます。

  1. ゲストを追加するか取り込み、ゲストの詳細(編集)画面を開きます。
  2. 「肩書き」の欄に入力します(例:新郎友人、新婦会社同僚)。自由な文章で入力できます。長い肩書きは、文字が小さくなったり折り返されたりするので、印刷の前に、書き出したPDFで確認してください。
  3. 日本語でアプリを使っている場合は、「ふりがな」の欄に読みを入れます。入れたゲストは、一覧が五十音順に並びます。
  4. 「書き出し」を開き、名前の後ろにつける敬称を確認します。日本語でアプリを使っていると、新しいイベントには「様」が最初から入っています。空欄にすると、何も付きません。
  5. 席札やエスコートカードでは、肩書きが名前の上に小さく印字されます。席札やエスコートカードには肩書きを書かないのが一般的なので、その形にしたい場合は、「肩書きを印字」をオフにしてください(カードには名前だけが印字されます。iPhone版では、バージョン1.7から)。名前順の一覧、テーブル別のゲストリスト、入口の席次サインでは、名前に添えて印字されます。

敬称は、イベント全体で1つの設定です。

「ご両親やご兄弟には付けない」「お子様は『くん』『ちゃん』にする」といった、ゲストごとの使い分けはできません。そうしたい場合は、敬称の欄を空にして、必要な方のお名前にだけ「様」などを入力する方法があります(ゲスト用のRSVPページにも、入力した表記で表示されます)。お名前がすでに「様」で終わっている場合は、二重には付きません。

会場全体のレイアウト(フロアプラン)のPDFには、肩書きも敬称も印字されません。また、Seatfulにはプロフィールやメッセージ入りの冊子型の席次表を組む機能はありません。書き出せるのは、会場レイアウトのPDF、名前順の一覧、テーブル別のゲストリスト、席札、エスコートカード、テーブル番号、入口用の席次サインです。式場や印刷会社の席次表に入れる、お名前と肩書きを整理して確認する用途にお使いください。

席札の作り方は、席札の書き方で解説しています。まずはブラウザで無料で試すこともできますし、 iPhoneアプリはApp Storeからダウンロードできます。

よくある質問

席次表の肩書きは、必ず入れないといけませんか?

必須ではありません。友人中心のカジュアルな式や、両家でゲストの人数に差がある場合、人数が多くて入りきらない場合などは、入れないこともあります。ただし、入れたほうがゲストには分かりやすいとされています。入れる場合は、全員に入れて、両家で書き方をそろえましょう。

肩書きにも「様」を付けますか?

「様」を付けるのは、肩書きではなくお名前の後ろです。席次表では、ゲストのお名前に「様」を付けるのが基本で、新郎新婦の父母などには付けません。どこまで付けないかは情報源で少し異なるため、両家で決めてそろえてください。

後輩は、どう書けばよいですか?

「後輩」とは書かず、会社関係なら「同僚」、学校や友人関係なら「友人」と書きます。招いたのは新郎新婦なので、ゲストを下の立場として表記しないのが慣例とされています。

Seatfulでは、ゲストごとに「様」の有無を変えられますか?

いいえ。敬称はイベント全体で1つの設定です。ゲストごとの使い分けをしたい場合は、敬称の欄を空にして、必要な方のお名前にだけ「様」などを入力する方法があります。

参考にした情報

次の記事を照らし合わせて、書き方を確認しました。文章は、Seatfulが独自に書いたものです。式場や地域、ご家庭によって慣習は異なります。

肩書きを入れて、席次表をそろえる

ブラウザから無料で始めて、ゲストに肩書きとふりがなを入れてみましょう。席札やゲストリストに、同じ内容が使われます。